コンテンツクリエイター専攻 

劇伴作曲家オンラインコース:2021開講記念イベント「劇伴2.0〜これからの劇伴作曲家の稼ぎ方」

 2016年から毎年開催し、劇伴音楽の世界で活躍する作曲家、ディレクターなどを輩出してきたプロ作曲家養成講座〜山口ゼミ〜劇伴作曲家コースが、2021年により実践的にパワーアップします。

従来のドラマ映画等の劇伴音楽業界との緊密な協力に加えて、TRIAD MUSIC PRODUCTIONとの連携で、CM音楽の仕事へのアクセス機会を設けます。また急速に存在感を広げているAUDIO STOCKでの販売強化についても講座を通じて取り組んでいきます。
劇伴作曲家の「これから」の在り方を模索しながら、実益を求める講座です。 

劇伴作曲家コースについてはの詳細は、こちらのページをご覧ください。

今回は2021年の開講記念イベントととして、「劇伴2.0〜これからの劇伴作曲家の稼ぎ方」と題し、これからの劇伴作曲家のビジネスについて迫ります。このイベントは、無料で参加でき、劇伴作曲家コースの説明も行いますので、奮ってご参加下さい。

実施要綱

日時 2021年8月19日(木)19:30〜21:00
ゲスト


林 ゆうき
1980年生まれ / 京都府出身 元男子新体操選手、競技者としての音楽の選曲から伴奏音楽の世界へ傾倒していく。 音楽経験は無かったが、大学在学中に独学で作曲活動を始める。 卒業後、hideo kobayashiにトラックメイキングの基礎を学び、競技系ダンス全般の伴奏音楽制作を本格的に開始、さまざまなジャンルの音楽を取り込み、元踊り手としての感覚から映像との一体感に重きを置く独自の音楽性を築く。
代表作:ドラマ「あさが来た」「リーガルハイ」シリーズ「ストロベリーナイト」シリーズ、アニメ「ハイキュー!!」シリーズ「僕のヒーローアカデミア」「ガンダムビルドファイターズ」、映画「ONE PIECE FILM GOLD」「青空エール」「エイプリルフールズ」 他多数


株式会社オーディオストック 代表取締役社長
西尾 周一郎

1982年岡山県生まれ。4歳からエレクトーンを習い始め学生時代はバンド活動や音楽制作にのめり込む。2007年に音楽家の支援を理念とする株式会社オーディオストックを設立。
運営するストックミュージックサービス「Audiostock」では、クリエイターから音楽作品をお預かりし、動画制作者への販売、音楽配信代行サービス、音楽出版事業などを展開し、音楽作品の収益化に取り組んでいる。

ー 講師より一言 ー
AudiostockはテレビCM、SNSの動画広告、YouTuberや芸能人のYouTubeチャンネル、など様々なシーンでご利用いただけるようになってきました。劇伴作曲家の皆さまにとっても、お蔵入りした作品を収益化する手段であったり、実験的な作品を置いていただいたりと、Audiostockをうまくご活用いただければ嬉しく思いますし、本講座を通じてそのサポートができればと思います。

モデレーター

yamazemiphoto
山口哲一
音楽プロデューサー / エンターテック・エバンジェリスト
(株)バグ・コーポレーション/バグ・ミュージック(株) 代表取締役
Studio ENTRE(株)代表取締役社長
大阪音楽大学「ミュージックビジネス専攻」特任教授
情報経営イノベーション専門職大学(iU)超客員教授
「CiP協議会」フェロー

国際基督教大(ICU)高校卒。早稲田大学在学中から音楽のプロデュースに関わり、中退。1989年、株式会社バグ・コーポレーションを設立。「SION」「村上”ポンタ”秀一」「佐山雅弘」「村田陽一」「こだまさおり」など実力派アーティストのマネージメントを行う。プロデューサーとして「東京エスムジカ」「ピストルバルブ」「Sweet Vacation」などの個性的なアーティストをデビューさせた。
時代の変化に鋭敏に対応し、音楽ビジネスとITに関する実践的活動行い、2010年頃から著作活動を始める。国内外の音楽ビジネス状況の知見を活かし、エンターテイメントとテクノロジーの関係について提言を続けている。『新時代ミュージックビジネス最終講義』ほか著書多数。
メディアアート作品のクリエティブディレクターとして「SHOSA/所作~a rebirth of human body ~」で、Asia Digital Art Award 2017のインタラクティブ部門で優秀賞を受賞した。

 デジタル時代に対応した人材育成にも積極的に取り組んでいる。2013年からプロ作曲家育成セミナー「山口ゼミ」は、卒業生によるクリエイター集団「Co-Writing Farm」が生まれ、数々の楽曲を世に送り出している。安室奈美恵『In Two』がNexTone Award2019でGold賞を受賞するなど、共創(Co-Write)の活用で目覚ましい成果を上げている。
2014年からは新時代の音楽ビジネスを担う人材のために「ニューミドルマン養成講座」を行い、現在も「ニューミドルマンコミュニティ」として活動が続いている。エンターテインメントをによる起業家支援のための「START ME UP AWARDS」を実行委員長となって立ち上げた。
2020年8月エンターテック分野の起業家育成と新事業創出を行うStudioENTREを設立し、代表取締役に就任。mixiエンタメファンドへのソーシングも行うと発表、注目を集めた。
→ Twitter

<著書>
『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』
『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』
『プロ直伝!職業作曲家への道』
『世界を変える80年代生まれの起業家~起業という選択~』
『DAWで曲を作る時にプロが実際に行なっていること』
『とびきり愛される女性になる。 恋愛ソングから学ぶ魔法のフレーズ』
『最先端の作曲法 コーライティングの教科書』
『10人に小さな発見を与えれば、1000万人が動き出す』
『新時代ミュージックビジネス最終講義』
「ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務」

内容 フジテレビの月9ドラマや東宝全国劇場公開の映画が、劇伴作曲家の目標だった時代は終わりました。NetflixやAmazon Videoの作品の仕事の方が、報酬も高く、海外のユーザーにも認知が上がってメリットが大きいともいう価値観もでてきました。

また、全く実績のない音楽家がAudio Stockを使って、生計を立てることは可能な時代にもなっています。

コンテンツビジネスの生態系の変化は、劇伴作曲家にどのような影響を与えるのでしょうか?
従来は、在京地上波キー局を中心に日本国内の視聴率を上げることを目的につくるドラマやその延長線上の映画が頂点で、そのブラックボックスの一翼を担うのが劇伴作曲家の役割でした。劇伴事務所の所属がドラマ制作者側の安心材料(保険)として必須だった理由です。
海外ファンに人気音楽家になるという夢のある伸びしろと、マーケットプレイスで「薄利多売して食いつなぐ」ことが同時に狙えるのが今の時代の面白さだと山口は語ります。
これからの劇伴作曲家の稼ぎ方と従来型業界との両立方法を知ることができる、有益なイベントです。

受講料 無料
受付締切 2021年8月18日(水)17:00
会場 オンライン(Zoomにて配信します。申し込みいただいた方にZoomアドレスをお送りします)