コンテンツクリエイター専攻 

TouchDesigner (入門編)/2018年9月期

TouchDesigner(タッチデザイナー)とは、カナダのDerivative社が開発した、プロジェクションマッピングやメディアアート、VJ用コントローラーまで、様々な映像や音に関するシステムを簡単に組み上げることができるオーディオビジュアルツール。このソフトを使いこなすことがエンターテックの入口であり、”未来の創造者”のスタートラインになるでしょう。
タワー・クリエイティブ・アカデミーでは今秋より定期講座としては日本初の本コースを、VJとしてフェスやライブにも参加するクリエイティブ・テクノロジストの川村健一氏、美術館やアートフェス、スポーツイベントなど、多方面でビジュアルプロデューサーを務めるTouchDesignerのエヴァンジェリスト・松山周平氏を講師に迎え開講する。

「オーガナイザーコメント」
プロジェクションマッピングやセンサー、AIを活用したインタラクティブアートなど、新しいエンターテック表現への興味が広がっている中、TouchDesignerはエポックメイキングなツールになる可能性を感じています。
プログラミングコードを使わなくてもPCの画面上で感覚的な操作で表現ができることには、絵筆がイラストレーターやフォトショップに、音楽制作がDAW、映像編集がPCで行えるようになったような、表現を安価でパーソナル化する効果があるでしょう。
音楽家とテクノロジストのコラボレーションで新たな表現が生まれる場を創ろうと『ミュージシャンズハッカソン』や『TECHS』をここ4年の間、定期的にやってきましたが、TouchDesignerとの出逢いは衝撃的でした。イラストレーターやデザイナー志望者も含めて、是非、使ってみてください。DJ、音楽家、VJ、映像クリエイターも自分の表現を広げるために、また新しいクリエイターと出逢うためにTouchDesignerを知ることは有益です。
本講座は、TouchDesigner User Group Japanの協力を得て企画しています。講師はデジタル広告の仕事の一方で、メディアアーティストとしても活躍している川村さんにお願いしました。この機会にTouchDesignerに是非触れてみてください。受講生の方には継続して、異ジャンルのクリエイターとの出会いの場を作っていくつもりです。

本講座の募集は定員につき締め切りました。

実施要綱

主催 タワー・クリエイティブ・アカデミー(タワーレコード株式会社)
運営協力 東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社(TCPL)
日時 第1回: 2018年9月6日(木)/19:15~20:45
【基礎編(概要)】
前半は、TouchDesignerの活用方法や事例を交えて座学にて学ぶ。
後半からは、実際にTouchDesignerを操作しながら、基本的な操作方法を理解する。

第2回: 2018年9月13日(木)/19:15~20:45
【基礎編(2D表現)】
Webカメラで撮影した映像をTouchDesignerで加工し、オーディオに反応する動画を作る。
作例イメージ: https://vimeo.com/255704305

第3回: 2018年9月20日(木)/19:15~20:45
【基礎編(3D)】
3D表現の基本を理解するために、球体や四角等の基本的な形を使ってオーディオに反応する動画を作る。
作例イメージ: https://vimeo.com/257347090

第4回: 2018年9月27日(木)/19:15~20:45
【基礎編(3D)】
パーティクルを活用し、前回より高度な動きの3D表現にチャレンジする。
作例イメージ: https://vimeo.com/226866741

第5回: 2018年10月4日(木)/19:15~20:45
【応用編(課題提示、制作)】
センサー、スマートフォン等、外部デバイスを活用したインタラクティブ表現を作る。

第6回: 2018年10月11日(木)/19:15~20:45
【応用編(課題制作、発表)】
第5回で進めていた内容を元に発表する。ゲスト講師で松山周平(TouchDesingnerエバンジェリスト)を迎える。

会場 東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社
東京都新宿区下落合1-1-8(東京アニメーションカレッジ専門学校2F)
アクセス 東京都新宿区下落合1-1-8(JR高田馬場駅から徒歩5分)
https://tcpl.jp/access/
講師 kawamura川村健一(メイン講師)
Dentsu Isobar: Creative Technologist / VJ / Media Artist
テクノロジーを活用した企画、デザイン、開発に従事。
VJ / Media Artistとしても活動を行なっており、オーディオ、データ等のリアルタイムレンダリングによるビジュアライゼーションや公演実績も多数。最近の主な実績
・Slack Japan launch event | Audio Visual
・TouchDesigner Study Weekend vol.004講師
・デジタルサイネージジャパン2018・パネリスト
・GitHub Satellite Tokyo 2018 | Audio Visual
・Dentsu Isobar Newsを可視化するインスタレーション制作
・Ikuko Morozumi氏のDeep PV制作
・hanali氏のBUPTE_Finally PV制作
・TOA World Tour: Tokyo 2018 | avexブース Audio Visual
・ニコニコ超会議 超テクノ法要「礼賛」「正信偈」映像演出
・BRDG CHANNEL#18 | Audio Visual
・TouchDesignerが創り出すクリエィティブの未来 – Schoo 等kawamura松山 周平(ゲスト講師)
ビジュアルアーティスト/プログラマー
株式会社T&S R&D部 部長
広告インスタレーションや、企業のR&Dを主に手掛ける。
オーディオ・ビジュアル作品、インタラクティブなインスタレーション、MVのビジュアルエフェクトなど多岐に渡る活動を行っている。またTouchDesigner User Group Japanを主催し、ワークショップの開催など、支援活動も行っている。

yamaguchi山口哲一
音楽プロデューサー、エンターテック・エバンジェリスト
(株)バグ・コーポレーション代表取締役
「デジタルコンテンツ白書」(経済産業省監修)編集委員
音楽プロデューサーとして「SION」「村上”ポンタ”秀一」のマネージメントや、「東京エスムジカ」「ピストルバルブ」「Sweet Vacation」など の個性的なアーティストをプロデュースする一方、新テクノロジー活用、グローバル視点、異業種コラボレーションを掲げて実践的な研究を行っている。
アーティストマネージメントからITビジネスに専門領域を広げ、2011年から著作活動も始める。エンタメ系スタートアップを対象としたアワード「START ME UP AWARDS」をオーガナイズ。プロ作曲家育成の「山口ゼミ」やデジタル時代のコンテンツプロデューサー育成する「ニューミドルマンラボ」を主宰するなど次世代育成にも精力的に取り組んでいる。
クリエイティブディレクターとして『SHOSA/所作〜a rebirth of humon body〜』で「アジアデジタルアート大賞〜インタラクティブ部門で優秀賞を受賞。
日本音楽制作者連盟(FMPJ)など業界団体の理事を歴任する一方で大企業の新規事業やスタートアップのアドバイザーも務める”新旧”双方のコンテンツビジネスに通じた異業種横断型のプロデューサーである。
『プロ直伝!職業作曲家への道』『新時代ミュージックビジネス最終講義』など著書多数。

受講料 29,000円(税込 / 全6回)
※事前振込→受付後にお振込み先をお知らせいたします
※カード決済(VISA、Mastercard)が可能です。備考欄にカード決済希望とご記載ください。
持ち物 ・ノートパソコン(可能であればWindows推奨ですが、Macでも可。)
・マウス
定員 30名(最少催行人数は10人)