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「山口ゼミ」劇伴作曲家育成コース2016講座レポート

劇伴作曲家コースは、プロ作曲家養成講座「山口ゼミ」の修了生のみが受講できる講座で、昨年度は2016年4月-12月まで開催されました。下記はレポートです。来年度2017年度も同期間で実施予定です。お受けいただくためには、現在募集している2017年1月からのプロ作曲家養成講座「山口ゼミ」2017年冬期を受講されていることが条件になります。

企画プロデュース:吉田雅裕(フジパシフィックミュージック)
監修:山口哲一
期間:2016年4月〜12月

第1回 「劇伴作曲家の基礎」
吉田雅裕(フジパシフィックミュージック)
劇伴作曲家として知っておくべき業界の慣習や仕事の流れ、観ておくべき映画やドラマの紹介など、劇伴作曲家の基本的なスタンスを学びました。

第2回 「劇伴作曲家に訊く1」
得田真裕(作曲家)+吉田雅裕
人気ドラマのサウンドトラックを数多く手がける得田さんをお招きして、音楽的なバックボーン、作曲家として心がけていることなど、リアルなお話を伺いました。デモテープ制作の課題をいただきました。

第3回 「デモテープ公開添削1」
得田真裕+吉田雅裕
事前に聞いていただいたデモテープを改めて1曲ずつ流しながら、コメント、添削指導などを受けました。他の受講生のデモ&アドバイスが聞けるのも有益です。

第4回 「劇伴音楽事務所とは?1」
矢島潤一(クリーク代表)+吉田雅裕
劇伴音楽の仕事で特に貴重な、マネージメントの役割について、レコード会社から音楽事務所を立ち上げた矢島さんにお話を伺いました。なかなか聞く事のできない貴重なお話でした。

第5回 「劇伴作曲家に訊く2」
羽岡佳(作曲家)+吉田雅裕
大活躍中の劇伴作曲家羽岡さんの創作の秘訣を伺いました。出していただいた課題は羽岡さんが以前手がけたドラマのオープニン映像に自由に音楽を付けるという意欲的な内容でした。

第6回 「デモテープ公開添削2」
羽岡佳+吉田雅裕
事前に聞いていただいたデモテープを改めて1曲ずつ流しながら、的確なコメントで指導していただきました。同じ映像でも様々な解釈があることもわかりました。

第7回 「劇伴音楽事務所とは?1」
堀口泰史(レジェンドア代表)+吉田雅裕
人気劇伴作曲家、澤野弘之さんを輩出した事務所、レジェンドドアの堀口さんに、新人作曲家の育成と営業について突っ込んだお話を伺いました。

第8回 「劇伴音楽プロデューサーとは?」
大里和生(フジパシフィックミュージック)+吉田雅裕
フジテレビのドラマ、映画のすべての劇伴に関わる音楽プロデューサー大里さんに、劇伴作曲家に求めるものを伺いました。

第9回 「デモテープ公開添削3」
大里和生
最後のデモは、「劇伴作曲家として自分を売り込むための資料を作る」というテーマで、一人につき3〜4曲をバラエティのある形で作り、指導を受けました。
優秀作は、劇伴系音楽事務所、ドラマプロデューサーなどに聞いていただくことになります。
ここから何人の劇伴作曲家が生まれるか楽しみです。

●関連リンク
得田真裕
http://one-music.jp/tokuda/index.html
羽岡佳
http://www.creekltd.com/haneoka.html
有限会社クリーク
http://www.creekltd.com/
株式会社レジェンドドア
http://www.legendoor.com/
株式会社フジパシフィックミュージック
http://www.fujipacific.co.jp/

< 山口哲一塾長コメント >
 プロ作曲家養成講座山口ゼミ受講経験者を対象にした、おそらく他には類を見ない。劇伴作曲家に特化した講座の2年目が終了しました。初年度は、月9ドラマの挿入曲が生まれ、劇伴事務所とのコネクションを手に入れた受講生もいます。2年目はより実践的に、山口ゼミの基本コンセプト「業界標準・完全プロ仕様・少数精鋭」を踏襲して、劇伴音楽の世界で行われていることを実感できる内容で行いました。成果が上がっているので、継続していこうと思います。2017年も4月から行なう予定です。興味のある方は、事務局までお問い合わせ下さい。

昨年のBLOGOS 「劇伴作曲家になる方法について、今ここ。」