2009年07月13日

公開プレ講座レポート:モノポリー協会・植田理事が語る、”ご当地バージョンコンテンツ”という可能性

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モノポリー協会理事・地域振興担当 植田幹浩氏

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キャラクター・データバンク陸川社長と“ご当地コンテンツ”の可能性についてディスカッション

7月10日(金)に行われた公開プレ講座は、モノポリーというボードゲームで「コテコテ大阪限定版」や「秋田版」など、”ご当地モノポリー”をプロデュースした日本モノポリー協会の植田幹浩理事、ならびにキャラクタービジネスのアナリストである、株式会社キャラクター・データバンクの陸川社長にご登壇いただきました。

滋賀県彦根市の”ひこにゃん”や埼玉県鷺宮市の”らき☆すた”など、多くのキャラクターやアニメといったコンテンツを地域振興に活用することが多くなっている現在。陸川氏からはそのご当地キャラクターブームとコンテンツによる地域振興の事例、またブームのきっかけについて解説いただきました。

次に、”ご当地コンテンツ”を手がけられた植田氏は、「コテコテ大阪限定版」商品化への道のりを解説。

モノポリーの日本チャンピオンでもある植田氏は、かねてより日本でのモノポリー普及活動を試みており、その1つとしてイギリスやアメリカなどではすでに展開されている”ご当地バージョン”を企画。ゲームには、心斎橋や大阪城などの実際の地名、また蓬莱やHEP FIVEなど実際の企業がゲームに登場し、大阪の良さを再認識してもらいながらゲームを楽しんでもらうことを目的につくられました。
しかし、その裏側には、登場企業との交渉、モノポリーの版権元であるイギリス・ハズブロ社との長い長い交渉があったそうです。

発売後は、大阪城やおみやげものショップにて販売を行い、海外・国内から大阪を訪れる観光客から好評を得て、売り上げも好調に伸びているとのこと。

現在、大阪、秋田の限定版モノポリーを販売中ですが、今後も地域・エリア限定版のモノポリーを企画していく予定だそうです。
今後の動きにも注目です。

公開プレ講座では、今後も業界注目のビジネス、プロジェクトを取り上げます。
次回は、あの「蛙男商会」でおなじみの株式会社DLEより椎木社長をゲストにお迎えします。
アニメビジネス業界に新しい旋風を巻き起こしたあの「FROGMAN SHOW」のビジネス秘話をお話しいただきます。
お楽しみに。

【第5回公開プレ講座 「時代を創るプロデューサー力」】
開催日時:8月8日(土)  開場10:30 開演11:00~12:30終了予定
受講料:¥3,000
ゲスト講師:椎木隆太氏(株式会社DLE代表取締役社長)
コーディネーター:高橋靖典(TCPL NEW BUSINESS WORKSHOP主任講師)

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▼限定40名、事前登録制。お申込みはこちらからお早めにどうぞ