「山口ゼミ」劇伴作曲家育成コース2015講座レポート｜東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ

「山口ゼミ」劇伴作曲家育成コース2015講座レポート

「山口ゼミ」劇伴作曲家育成コース2015講座レポート
企画プロデュース：吉田雅裕（フジパシフィックミュージック）
監修：山口哲一
期間：2015年3月〜11月

第１回　「劇伴作曲家の基礎」吉田雅裕
劇伴作曲家として知っておくべき業界の慣習や仕事の流れ、観ておくべき映画やドラマの紹介など、劇伴作曲家の基本的なスタンスを学びました。

第２回　「劇伴作曲家に訊く１」MAYUKO＋吉田雅裕
現役バリバリで活躍する劇伴作曲家に、仕事を始めたキッカケ、作曲家として心がけていることなど、リアルなお話を伺いました。デモテープ制作の課題を伺い、１週間後が締切で提出することになりました。

第３回　「デモテープ公開添削１」末廣健一郎＋吉田雅裕
提出されたデモテープを１曲ずつ聞きながら、コメント、添削指導などを受けました。他の受講生のデモ＆アドバイスが聞けるのも有益です。

第４回　「劇伴音楽のキーパーソン、サウンドデザイナーの役割は？」泉清二＋吉田雅裕
劇伴音楽の世界で重要な役割を果たす「サウンドデザイナー」。一般には知られていないその役割と、サウンドデザイナー視点からの劇伴作曲家へのアドバイスを伺いました。

第５回　「劇伴作曲家に訊く２」末廣健一郎＋吉田雅裕
劇伴作曲家になるための心構えや、実際の仕事上での苦心など貴重なお話を伺いました。今回もデモの課題の締め切りは１週間後でした。

第６回　「デモテープ公開添削２」吉田雅裕
２度目となる公開添削では、受講生のキャラクターも出てきて、より踏み込んだアドバイスが行われました。

第７回　ゲスト講師：葛島洋一＋吉田雅裕
劇伴音楽においては、レコーディングエンジニアも重要な立場です。劇伴ならではのエンジニアリングの考え方や、劇伴作曲家に求めることなど忌憚のないご意見を伺いました。

第８回　「売り込み用のデモ資料をつくる」末廣健一郎＋吉田雅裕
誰かに認めてもらわなければ、劇伴作曲家にはなれません。締切を３週間後に定めて、３〜５曲の劇伴作曲家として売り込むためのデモとプロフィールを作成するというのが最終課題でした。

第９回　「デモテープ公開添削３」：大里和生＋吉田雅裕
全員の「売り込み用デモ」に関して詳細なアドバイスが行われました。結果として１名のデモが選ばれ、フジパシフィックミュージックが機会を見つけて売り込んでいただくということになりました。

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【講師プロフィール】

yoshida 吉田雅裕
ビクターエンタテインメント㈱にて、洋楽JAZZ系A&R（Marcus Miller他）の後、PONTA BOX、東京エスムジカ、高橋真梨子等をはじめとする邦楽系POPS/JAZZ系アーティスト制作を行なう。現㈱フジパシフィックミュージック　ストラテジック本部メディア担当プロデューサー。フジテレビ系の多くのドラマ、映画の劇伴の制作に携わる。

【ゲスト講師プロフィール】

MAYUKO MAYUKO
2002年国立音楽大学卒業。
数々のアーティストへの楽曲提供を始め、2006年自身もソロアーティストとしてシングル「みちしるべ」（Lantis）でデビュー。現在までにシングル3枚、アルバム2枚を発表。2008年活躍の場をテレビ音楽にも広げ、月9ドラマ「イノセント・ラヴ」で劇伴デビュー。
主なドラマ作品
『オトナ女子』『ホテルコンシェルジュ』『私の嫌いな探偵』『結婚しない』『私が恋愛できない理由』『幸せになろうよ』『闇金ウシジマくん』『MR. BRAIN』『魔女裁判』『ラブシャッフル』『風のガーデン』『イノセント・ラヴ』

末廣健一郎（Suehiro Kenichiro）
1980年12月27日生まれ
10代の頃より、ギタリスト、鍵盤奏者、ドラマー等のバンド活動を経、その後エンニオモリコーネ、ヘンリーマンシーニに感銘を受け作曲を始める。
　
主なドラマ作品
『螻蛄（疫病神シリーズ）』『オトナ女子』『掟上今日子の備忘録』『別れたら好きな人』『ホテルコンシェルジュ』『死の臓器』『医師たちの恋愛事情』『ゴーストライター』『破門（疫病神シリーズ）』『上流階級～富久丸百貨店外商部～』『シンデレラデート』『SAKURA～事件を聞く女～』『トクボウ警察庁特殊防犯課』『極悪がんぼ』『Dr.DMAT』　『ミス・パイロット』『町医者ジャンボ！！』『お天気お姉さん』他多数

葛島洋一（Kuzushima Yoichi)/レコーディングエンジニア
主な作品
■映画
『劇場版MOZU』『レインツリーの国』『脳内ポイズンベリー』『幕が上がる』『真夏の方程式』『踊る大捜査線 THE FINAL』『映画怪物くん』『闇金ウシジマくん』『映画ホタルノヒカリ』『麒麟の翼～劇場版・新参者～』『SP 野望篇/革命篇』『踊る大捜査線 THE MOVIE3』『カイジ人生逆転ゲーム』『アマルフィ女神の報酬』『容疑者Xの献身』

■ドラマ
『オトナ女子』『掟上今日子の備忘録』『花咲舞が黙ってない』『民王』『アイムホーム』『銭の戦争』『きょうは会社休みます。』『ファーストクラス』『MOZU』『安堂ロイド～A.I. knows LOVE？～』『謎解きはディナーのあとで』『怪物くん』『外交官・黒田康作』『ガリレオ』『ホタルノヒカリ』『新参者』『不毛地帯』『MR. BRAIN』『SP 警視庁警備部警護課第四係』

■アニメ
『亜人』『PSYCHO-PASS サイコパス』『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース』『ガンダムＧのレコンギスタ』『図書館戦争』
他多数

＜山口哲一塾長コメント＞
山口ゼミ受講生に劇伴作曲家志望者が多かったので、企画したコースです。Jポップの分野以上に難関で、入り口に立つことすらままならない劇伴音楽の世界で活動するための方法を知る講座です。フジパフィシックミュージックの協力をいただいて、中身の濃い講座ができたと思います。受講生の何人かは劇伴作曲家となるチャンスは手に入れることができたようです。講座は、山口ゼミの基本コンセプト「業界標準・完全プロ仕様・少数精鋭」を踏襲して、劇伴音楽の世界で行われていることを実感できる内容になっています。
山口ゼミ受講経験者を対象に、2016年も春からコースを行なう予定です。興味のある方は、事務局までお問い合わせ下さい。