コンテンツプロデューサー専攻 

第3期ミューミドルマン養成講座レポート「AWAが変えたイノベーション~その時、日本のサブスクリプションが動き始めた」

NMM3

2015年11月26日(木)19:30~21:00
ゲスト講師:小野哲太郎(AWA株式会社 取締役 / プロデューサー)
タイトル:「AWAが変えたイノベーション~その時、日本のサブスクリプションが動き始めた」

第3期ミューミドルマン養成講座、今回のゲストはAWA株式会社 取締役 / プロデューサーの小野哲太郎さん。

サイバーエージェントに入社し、社長室にて藤田代表の運転手兼アシスタント~投資事業担当~社長室室長を経て、AWAのプロデューサーに。エイベックス松浦社長とサイバー藤田社長の号令の元、立ち上がったAWAだが、小野さんは、それ以前より、サイバー社内の事業プランコンテストで音楽サービスの案を出していたそう。

AWAについて「サイバー&エイベックス」のチャラい?サービスという印象を持ってる方もいるかもしれません(?)が、小野さんの話の印象は、その真逆の、地道で真摯な印象でした。

新しい時代の音楽サービスで一番になることを目標に掲げるが、そこへの道は「粛々と良質のサービスを開発し、お客さんに楽しんでもらう事」。それを続ければ、気づいたらNO.1のサービスになると語り、同時に「音楽を聴く空間はカッコいい方がいい」、「安易にAmebaなどのサービスと結びつけたくない」「ピックアップや展開は、関係値やお金などではなく、ユーザーの求めるものを優先したい」といったこだわり、ストイックな美意識に裏付けられた言葉を聞くことが出来ました。

AWAが、音楽を、人を大切にする、心のこもったサービスであることが伝わりましたし、そうしなければいけない理由について思い、心の奥が熱くなりました。
サービスを通じて、素晴らしい音楽”との出会いを届ける。そのことで、人生を何倍も情熱的にドラマチックなものになる。AWAの目指すものの実現は、日本の音楽ビジネスにフレッシュな風を持ち込んでくれると確信しました!

そして、本日も講座後、恒例の懇親会では、小野さんを囲み、受講生同士の親睦も深め、楽しい時間を過ごすことができました。次回のゲスト講師は、グレースノート株式会社の米村 知晃さん。ありとあらゆる新しいデジタル音楽サービスの裏側で欠かせないビッグデータの現在、そして、まだ見ぬ未来について、お話を聞くことになります。