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第3期ミューミドルマン養成講座レポート「Google Play Musicのサービスと展望」

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2015年11月19日(木)19:30~21:00
ゲスト講師:鬼頭武也(Google Play Music パートナーシップマネージャー)
タイトル:「Google Play Musicのサービスと展望」

ミューミドルマン養成講座、今期最初のゲスト講師は、Google Play Musicのパートナーシップマネージャーの鬼頭武也さん。学生時代、Napstarの登場に衝撃を受けたという鬼頭さんは、日本におけるデジタル音楽配信の移り変わりを体現されるような経歴の持ち主。NTTコミュニケーションズからユニバーサルユージック、レコチョクと音楽配信サービスを各社で担当されてきました。

そんな鬼頭さんが2015年、Googleが始めたサブスクリプションサービスを担当されることになられたということで、今回ゲスト講師として、Google Play Musicの特性、そして、サブスクリプション・サービス全般、音楽配信サービス全般について、説明してもらい、考えを語ってもらうこととなりました。

日本においては、先行してスタートしたAWAやLINE MUSICそして、大きなインパクトを持って登場したApple Musicに比べると、静かにスタートした印象があるGoogle Play Musicですが、その完成度の高さは触ってみた人は実感されたと思います。

本日、改めて、その機能や仕組みを説明してもらい、Googleのすごさが存分に活かされたサービスであることを知らされました。
高度な検索システム。ありとあらゆるユーザーデータに基づくレコメンデーション。帯域に合わせてビットレートをコントロールすることで、通信量を抑える仕組み。日本のサービスで4000万曲という物量。そして、今後、次々と現れるだろう、既存の多サービスとの連動やまだ、誰も見たことがないサービスとの連携。「情報」を扱うGoogleならではの音楽サービスとはこういうことだと、圧倒されるものがありました。

サブスクリプションサービスを「聴き放題」という視点で見ると、各社サービスに大きな違いがないように見えますが、いかに音楽を聴く楽しさや、快適さ、便利さを、各社の理念や思想、得意分野といった「ならでは」を追求しながら進化しているのだと感じました。

また、巨大ネット企業の一員という、今現在置かれている立場、役割の中で、どうやって音楽を伝えていくのか、音楽の未来に貢献していくかという事をご自身の実感として語って下さったのが非常に印象深かったです。

最先端の現場で戦うニューミドルマンの生きた言葉こそが、何物にも代えがたい財産となるのではないか、と。

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そして、本日も講座後、恒例の懇親会では、鬼頭さんを囲み、受講生同士の親睦も深め、楽しい時間を過ごすことができました。
次回、来週のゲストは、同じくサブスクリプションサービスAWA の取締役、プロデューサーの小野哲太郎さんです。

第3期ニューミドルマン養成講座