コンテンツプロデューサー専攻 

ニューミドルマン 養成講座レポート「世界標準マーケティングで音楽を売る」

2015年1月30日(金)19:20〜21:00
高野修平㈱トライバルメディアハウス シニアプランナー/サブマネージャー+山口哲一
「世界標準マーケティングで音楽を売る」

 ニューミドルマン養成講座今回のゲストは、高野修平氏。 デジタルマーケティング会社トライバルメディアハウスで、一般企業のキャンペーンなどを手掛ける高野氏は、いわゆる「音楽業界人」ではない。 「音楽に恩返しをしたい」と語るように、強い音楽愛と最先端のデジタルマーケティング知識をもとに、新しい時代の音楽ビジネスのあり方を説き、多くの音楽関係者、音楽ファンに著書が読まれ、現在、数々のアーティストや音楽関連のプロジェクトに参加している。 ニューミドルマン養成講座では、昨年のプレ講座開催時の記念トークイベントや、第1期を行うにあたって実施した記念対談など、まさに立ち上げから関わり、オフィシャルサポーターにも名を連ねている。まさに「ニューミドルマン」の騎手ともいうべき人物。

 この日の講座では、高野氏が音楽業界以外の、一般企業と行ったプロモーション事例の紹介やコミュニケーションデザイナーとして、リリースやツアーなど一連の活動に関わったインディペンデントなロックバンド、THE NOVEMBERSでの戦略や、実際に現場で起こった事、感じた事など話した。 ファンやオーディエンスがアーティストと接するすべてに目を向け、デジタルやソーシャルだけでものを考えるのではなく、いかにアーティストとユーザーを繋ぐ「物語」を生み出すかに重点を置き、現在、マストな手段として、「デジタル」「ソーシャル」「テクノロジー」を使う。 生身の人間のコミュニケーションを扱うジャンルであるエンタテインメントや音楽において、この考え方を理解しようと受講生の興味も大いに刺激された。  

高野修平
デジタルマーケティング会社トライバルメディアハウスにてシニアプランナー / サブマネージャー / 音楽マーケターとして所属。音楽業界ではレーベル、事務所、放送局、音響メーカーなどを支援。音楽業界以外にも様々な業種業態のコミュニケーションデザインを行っている。日本で初のソーシャルメディアと音楽ビジネスを掛けあわせた著書『音楽の明日を鳴らす-ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネス新時代-』、『ソーシャル時代に音楽を”売る”7つの戦略』を執筆。メディア出演、講演、寄稿など多数。2014年4月18日に3冊目となる『始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング-戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法-』を出版。また、THE NOVEMBERS、蟲ふるう夜に、Aureoleのマーケティングコミュニケーション、クリエイティブディレクターも担当している。M-ON番組審議会有識者委員。 http://takanoshuhei.com/