ハリウッドのコンテンツ・ビジネスモデルとその実際 ~吉本興業の非上場化との比較&日本のコンテンツファンドを通して~2014年7月
日本のエンタテイメント業界を牽引する企業の一社である吉本興業株式会社は、何故、そして如何にして株式非上場化を行ったのか? その「?」を、実際に同社の当時取締役CFOとして、非上場化を陣頭指揮した中多広志氏が、ハリウッドのコンテンツビジネスモデルもひも解きながら、外部環境の変化とその適者生存のための事業戦略について説明します。
また、日本の「コンテンツファンド」の管理業務における第一人者である上住敬一氏により、米国映画ファンドの管理業務等を務め、ロサンゼルスにて映画、音楽産業を中心とした国際税務マネージャーとして活躍された経験から、コンテンツファンドの運用の実際を説明します。
開講にあたり :知ってそうで知らないハリウッドのタレントエージェンシーの役割とその機能等も含め、ハリウッドのビジネスモデルを解き明かします。またそのような戦略を知った吉本興業が非上場化した戦略的理由をご説明します。また、ハリウッドや映画業界で活用されており、ビジネスモデルの必須要素となっている一般にコンテンツファンドや、製作委員会について会計、法務的な側面をお話ししたいと存じます。(中多広志)
実施要綱
日程 | 2014年7月3日(木) 第1回ハリウッドのビジネスモデル 2014年7月10日(木) 2014年7月17日(木) |
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時間 | 各日とも19:00開場、19:30~21:00開講 |
会場 | 東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ 東京都新宿区下落合1-1-8 東京アニメーションカレッジ専門学校2F |
アクセス | http://www.tcpl.jp/access/ JR高田馬場駅から徒歩5分 |
講師 |
中多 広志(KeepTree, Inc.取締役会長) 関西大学社会学部卒 Thunderbird School of Global ManagementにてMBA取得、米国公認会計士資格取得。長銀総合研究所、長銀企業金融部にて、メディア・通信業界のM&Aアドバイザリー業務、フイルムファイナンスを行う。またNYのメディア専門投資銀行Cowen&Co.にてM&A研修。その後、吉本興業グループにて、子会社の設立、株式公開、香港企業のTOBを行い、取締役CFOとして吉本興業本体の非上場化を担当した。その間、米国最大のタレント・エージェンシー Creative Artist Agencyとの包括提携も行った。2013年よりNYのベンチャー企業 KeepTree, Inc.の取締役会長で、新たなコミュニケーション・サービスの構築を行っている。元関西大学客員教授。
上住 敬一(ビズアドバイザーズ株式会社代表取締役/公認会計士・税理士) PricewaterhouseCoopers東京事務所の国際税務部門にて米国映画ファンドの管理業務等を務めた後、1997年から同社のロスアンジェルス事務所にて映画、音楽産業を中心に国際税務マネージャーとして勤務。2000年より香港企業のジェネラルマネージャーとして、同社の香港GEM市場上場、及びM&Aに従事。エンタテインメントビジネスに特化した財務アドバイザリー会社であるビズアドバイザーズ株式会社を設立、同社代表取締役に就任後、映画ファンドの組成、SPCの管理、税務申告、投資家への報告など、エンタテインメントビジネスに対して様々なサービスを提供している。 |
受講料 |
全3回受講:27,000円(税込) 個別受講1回:10,000円(税込) ・お申込受付後、お支払方法及びお振込先口座をお知らせいたします。 ・お支払いにクレジットカードはご利用いただけません。 |
定員 | 30名(最小開講人数に達しない場合は開講を中止する場合がございます) |
お問い合わせ | 東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ事務局 info@tcpl.jp |