コンテンツプロデューサー専攻 

第1期ニューミドルマン 養成講座 総括レポート


2015年1月よりスタート。前年に行った「プレ講座」つまり0期というのがあります。なので、この1期は、実質2期目。当時、CDが売れなくなったという話は盛んに話題となり、音楽関係者も顔を合わせれば暗い話をしていました。暗い話ばかりしているより、行動しよう、既存のシステムの文句ばかり言ってるより、新しい時代を切り開く人材を育てよう、学ぼうという気持ちで立ち上がった、この講座。ゲスト講師も受講生も音楽のために何かアクションを起こしたいという熱い気持ちで集まっていました。

世界の音楽×IT事情を紹介するブログALL DIGITAL MUSICのジェイ・コウガミさん、この方が紹介する情報によって、世界の動向を知る方は多くいます。そして、ジェイさんの鋭い視点により、世界がどこに向かって動いているかを知ります。
高野修平さんはブログや著作で、マーケティングと音楽が結び付かないとされる古い考えを打ち破り、インターネット以後の高度情報化時代に音楽の素晴らしさを伝える為のマーケティングの必要性を訴えました。
Googleの佐々木舞さん、ネットの巨大企業Google、そして最大の音楽リスニング・ツールであるYOUTUBE。その音楽担当者である佐々木さん、経歴や語りから、現代音楽ビジネスを語るに欠かせない存在である、YOUTUBEの存在がリアリティを持って感じられました。
当時ユニバーサルミュージック、現在はPARADEall代表として、国内外を股にかけEntertainment×Technology→Entertechを牽引する存在である鈴木貴歩さん、当時はメジャーレコード会社の一員として、次の時代を語ってらっしゃいました。
この頃、ニューミドルマン養成講座の定番のテーマとなっていたSpotify。日本支社の野本さんには、プレ講座に続いて来て頂きました。CDやダウンロードを超して、世界の音楽収益のトップとなったストリーミングですが、この頃の日本では、サービスすら始まっていませんでした。野本さんのお話は受講生にとって、先取りの未来だったと言えます。
TAKU☆TAKAHASHIさん、ビッググループであるm-floのメンバーやDJとして活躍するアーティストであり、クラブミュージックに特化したWEB、アプリblock.fmを事業として行う起業家の顔を持つ、一昔前では考えられないユニークな存在です。いろんな立場を経験されているTAKUさんならではの「ニューミドルマンに望むこと」と題された対談はミュージックマン・ネットの記事として掲載されています。

https://www.musicman-net.com/special/63457

ここに書かれている事を今読み返してみると、2018年の音楽シーンを一歩引いた眼で見ることが出来ます。ぜひ、ご一読ください。