2009年12月25日

ビジネス交流会:産経新聞グループの新たなメディア戦略について語る

12月20日(日)、現在活躍中のプロデューサーをゲストにお迎えし、ゲストと受講生がディスカッションを行い、新たな出会い、新規ビジネス創出を目指し、定期的に開催されている「ビジネス交流会」が開催されました。

今回のゲストは、産経新聞グループの企業である株式会社ニュースペースコム取締役・武藤伸樹氏です。

株式会社ニュースペースコムは、産経新聞社の社内ベンチャーとして、2007年、リスティングを中心としたオンラインメディアと新聞のオフラインメディアをつなぐ広告提案を行う企業として設立されました。しかし、2008年産経新聞グループのメディア力を活かし、クロスメディア展開でパブリシティを行う企業へと業種を転換。以来、業績を成長させているとのことでした。

新聞社としてクロスメディア展開を行う広告企業を立ち上げるというこの試みは、業界としてもとても新しいもの。このほかにも、新聞誌面のまるごとiPod配信事業、記者がブログ記事を書く「IZA」設立など、他の新聞社に先駆けて、積極的なネットへの展開を進めています。

その裏側には、他の新聞社よりも発行部数が少なく、比較的身軽に新たな戦略を推し進めることができたということもあるとのこと。武藤氏は「これまで発行部数が少ないからという理由で広告が出にくいということもあったが、現在は発行部数が少ないからこそ進められるビジネスもあると考えている。」をお話しされました。

受講生とは、「新聞」というメディアは今後どう変貌していくのか、いくべきかというテーマのディスカッションが行われ、積極的な意見発言が行われました。

ビジネス交流会は、法人の方であればどなたでもご参加いただけるイベントです。
次回開催日は未定ですが、日程が決まり次第また告知いたします。お楽しみに。