2009年08月11日
公開プレ講座レポート:蛙男商会でおなじみのDLE椎木社長が語る「時代を創るプロデューサー力」
8月8日(土)に行われた公開プレ講座は、TBSの「NEWS23」やTOHOシネマズで上映されているマナームービーでおなじみの蛙男商会「秘密結社 鷹の爪」プロデューサーである株式会社DLE代表取締役社長・椎木氏にお越しいただきました。
テレビや映画、CMなどでおなじみの人気FLASHアニメ蛙男商会「秘密結社 鷹の爪」。
Web公開からスタートし、深夜枠での放送、映画の全国公開、キャラクター商品化など、次々とビジネスを仕掛け、アニメ業界に新風を吹き込みました。
今回は、その蛙男商会「秘密結社 鷹の爪」がいかにヒットしたのか、また次なるDLEのビジネス展開、さらに椎木氏が考えるプロデューサーに必要な力について、お話いただきました。
DLEは、椎木氏1人で立ち上げ、「秘密結社 鷹の爪」の作者であるFROGMAN氏と出会い、現在のようなビジネスモデルを構築。成功のきっかけは、FROGMAN氏がつくるFLASHで実現できる低コスト量産体制のビジネスモデルを築くことができたこと。さらに、ハズブロ社からの増資を利用し、テレビ枠を購入、そこで放送した「秘密結社 鷹の爪」がヒットし、ビジネス展開を広げることができた部分にあるとお話されていました。
テレビ放送でのヒットを機に、椎木氏が目指していた海外展開、業種を超えた展開を実現。
現在では、フランスのテレビ枠を購入し「きらきらジャポン」という番組で日本文化を紹介しているほか、アメリカやアジアの企業とも提携し、積極的な海外展開を目指していらっしゃいます。
また、国内においても、ローティーン向けコンテンツの企画・制作、地方等の地域振興と一体化したコンテンツビジネス、地方局へのコンテンツ進出など、さまざまな角度からビジネスを実施しています。
一見、多くの事業を手がけているように見えますが、手がけられているビジネスの裏側にあるのは椎木氏のコンテンツパワーの可能性に対する熱い思いと、問題意識。椎木氏自身もその思いがなければ、プロデューサーという職業はつとまらないし、やっていてもなにも生まれないと語っていました。
公開プレ講座では、今後も業界注目のビジネス、プロジェクトを取り上げます。
次回は、世界中に配布・販売できるサービス「App Store」を利用し、自らのコンテンツでビジネスを行う、クリエイター・プロデューサーのお二人がゲストです。
クリエイターがビジネスを行う優位性や成功のキーポイントについてお話いただきます。
お楽しみに。
【第6回公開プレ講座「クリエイター発コンテンツビジネス for iPhone」】
開催日時:8月21日(金) 開場19:00 開演19:30~21:00終了予定
受講料:¥3,000
ゲスト講師:
iPhone史上もっとも美しいシューティングゲーム『iYamato』
宮川義之 氏(株式会社ゼペット 代表取締役)
かわいい女子が1分ごとに入れ替わるアプリ『美人時計』
中屋優大 氏(株式会社美人時計 代表取締役)
コーディネーター:高橋靖典(TCPL NEW BUSINESS WORKSHOP主任講師)